2013年01月14日

韓流並みのNHKドラマ「アテルイ伝」

前宣伝のせいかついつい観てしまった。
1月11日から始まったのがBS時代劇 「火怨 北の英雄 アテルイ伝」だ。
アテルイに関しては前々から興味を持っていていろいろ調べたが、よくは分からない人物であった。
東北地方の各地にアイヌ語に由来する地名がたくさん残っており、北海道のアイヌの人と容貌が良く似ている人がいることは確かである。
民族的にはアイヌがヤマトと混血しながら蝦夷(エミシ)として部族をまとめ上げていたのではないだろうかというのが私の意見である。
よくわからない部族だから好奇心旺盛な私としてはこのドラマを楽しみにしていたのである。
しかしどう見ても時代考証に違和感がある

一つ目は弓の形である。
あれはモンゴルの弓の形であり、竹をしならせて作った和弓に近い弓ではなくて、なぜモンゴルの弓なのか。モンゴルの弓は中短弓で、山羊の角、鹿の腱を白樺の木や竹を加工した平板を芯に、それらを魚の浮袋から抽出した膠で張り合わせて作られるのであり、エミシに伝わっているとは考えにくいのである。

2つ目はヤマトの軍隊の軍装である。いくら将校であっても、金色・銀色の鎧と兜はないだろう。
それもよりによって裏側が薄い発泡スチロールを重ね合わせたようなお粗末な軍装とは恐れ入った。
NHKドラマ「平清盛」があまりにも汚くて評判が悪かったその反動からキンキラ金は見え透いている
最近のNHKは自分たちが作っている時代劇の時代考証を軽んじてはいないか
若い人たちや外国からの留学生はNHKのドラマで日本の歴史を勉強しているという事実をどの様に考えるか
かってに独創的な時代考証はやるべきではない。

相変わらず韓流ドラマの時代劇は大流行である。
『朝鮮王朝実録』の『中宗実録』に「大長今」という称号を得て、王の主治医となった医女がいたことが、たった1行か2行書いてあった記述を膨らませて、54話まで作り上げた「チャングムの誓い」のように、その想像力はタダのパクリ文化のチャンピョンだとは言い切れないものを感じる。
ローマ帝国の軍装と瓜二つであったり、色素を持たない白鳥の民と呼ばれた民族が色鮮やかな服装で着飾ったり、まるで時代考証は無きに等しいのである。

こんな逸話がある。
ある韓国人留学生が韓国大使館でのパーティーの席で「我が国の歴史ドラマを見て、韓国には輝かしい世界に誇れる歴史があったということに感激しています」とやった。
大使館員はその学生を呼んで、あれはすべて作り話であるから、外には言わないように!」と釘を刺さしたとあった。

ここ数年のNHK大河ドラマはあまりに作りが多すぎて歴史ものとして信憑性に欠けるものが多い。
原作よりも脚本がポピュリズムに走りすぎて詰まらなくしていると言える。
NHKさんよ! 視聴料と言おうか税金を払ってウソの歴史ものを押し付けられる無垢な我われの立場も考えてくださいよ。
せめて国営放送のNHKは国歌、国旗を嫌わず、正しい歴史認識を勉強させてくださいな!
そうは思いませんか 皆の衆!
posted by 木漏れ日 at 20:03| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
良くわかってらっしゃいますね!ドラマ見て違和感あったので検索してココにたどり着きましたが。小道具の歴史考証がもう・・・・なんというか現代日本の状況考えるとありえませんね;
蝦夷=アイヌ文化圏である可能性が高いということは、弓も同じくアイヌ伝統の丸木弓になるわけですし(騎馬民族しかも中央アジア由来の複合素材弓の完成形がいきなり朝鮮半島を跨いで・・・というのは考えにくいですね)朝廷軍側にしてもいきなりあのタイプの和弓ばかりとは・・・(正倉院の宝物にも丸木タイプの弓もありますからね;)
まあなんと申しますか・・世間に大手を振って見せれないレベルですね;NHKさんも安っぽいもの作るようになりましたね;
Posted by 通りすがりの弓好き・・ at 2013年03月30日 21:33
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック